春。寒い時期を経て、たくさんの花が咲き誇ります。それは園芸用に限らず野生の花にも言えることで、道行く先で地面をよく見てみると、かわいらしい小さい花を見つけることも。
野草は白や黄色といった色の花が多いです。その中のひとつ、黄色い花でこういった形のものがあります。
『コナスビ』って花
ざっと見てわかる特徴をあげると、
・花弁が5枚で星のように見える
・花弁と花弁の間から細い『がく』が見える
・葉や茎には産毛が生えている
・基本、春に咲く
……といったところ。
特に花は形が良く、星のような形が印象的。
上の画像は撮った写真を基にスケッチしたもの。それを経ての印象をイラストにしてみました。
遠目からパッと見た感じだと星のように見えますが、じっくり見てみると花弁の先はそこまで鋭くなく、形もちょっとふんわりしています。また、花弁は画像のように順に重なるようになっていることが多いように見えました。
ただいくつか見た感じ、1枚浮いてたりとかもあったんでそこは個体差がありそう
因みに、『【コ】ナスビ』というからには『ナス(ナスビ)』と似ているのかな?と思ってしまうんですが、実際花は似てないです。
ナスの花はもっと大きく、紫色をしています。この名前は花が似ているからではなく、ナスのように実が成るからであるようです。
実はまだお目にかかれたことないんだよなぁ……(見る前に大体雑草駆除で無くなる)
もし次の春に家で見かけたら保護して確認してみようかなと思います。
★コナスビとナスビの花の違いについて描いた図はこっちに上げました
最期にもうひとつ。前に撮った写真を上げておきたいと思います。
何か違和感無いですか?
……6枚ある?
本来コナスビは花弁が5枚のはずなのにコレは6枚。一応、似た別の花かもと思って調べてみたんですがよくわかりませんでした。他の特徴は一致しているので、間違いでなければコレもコナスビなんでしょう。かなり珍しいものを見た気がします。……実際よくあるんですかね?あまり聞かないですけど……。
……というわけで、今回はコナスビについてでした。次の春も探してみようと思います。
★基本春に咲くコナスビ、11月にひっそり開花しているのを発見。こういうこともあるんですねぇ