下3枚だけ模様がある花、コレって何?

ヒメヒオウギイラスト 園芸

暖かくなってきて、今年もコレが咲く時期となりました。

6枚の花びらのうち、半分の3枚にだけ赤い模様がある花。

『ヒメヒオウギ』って名前

初めて見た当時その3つの模様にかなりインパクトがあったからなのか、自分の中でお気に入りの花のひとつ。

ざっと見たポイントは下記のとおり↓

【ポイント】
・全体は赤系or白系
・花びらは6枚、うち3枚に赤い模様あり
・花の直径は3cmほど
・葉っぱはシュッと細い

一番の特徴はやっぱり模様。下の3枚にだけ模様があります。

模様は大体くっきりしてるけどものによっては薄かったり

サイズは前に計ったとき直径3cmくらいだったので多少差はあれど大体そのくらいじゃないでしょうか。3cmっていうとそこそこ大きいイメージがあるんですが、ヒメヒオウギだとあまりそういった印象は受けません。花びらの数がそこまで多くなく隙間が目立つからかも(※あくまで個人的な印象)。

植物や虫などに付く『ヒメ』という名詞は大体『小さい』という意味で、ヒメヒオウギもそう。形状が『ヒオウギ』という花に似ています。『ヒメヒオウギアヤメ』とも呼ぶようで自分も一時期そう覚えていたんですが、『ヒオウギアヤメ』にはあまり似ていなくてややこしいので覚える時は『ギ』で止めておいたほうが無難。そしてこれまた別に『ヒメヒオウギズイセン』という花もあるので混同に注意。

なお『ラペイロージア』という何かカッコイイ別名があります。こっちだったらたぶん『ラクサ』って品種ですかね……?図鑑(媒体)によってはたぶんこっちの名前で載ってるのでヒメヒオウギの名前が見当たらない場合はそっちをチェックしてみるといいんじゃないかと思います。ただ少なくともインターネットにおいては『ラペイロージア』で検索すると別品種が混じるので、今回のタイプの花について調べるのであれば『ヒメヒオウギ』のほうがヒットしやすいです。

というか『ヒメヒオウギ』のほうが覚えやすいから正直こっちの名前しか覚えてない……

和名は元になったネタなどを連想しやすいので覚えやすいんですよね……。ただそれは人によりけりでしょう、おそらく。

最後に色について少し。花の色は赤いものや薄い桃色、白など。赤といっても鮮やかな赤というよりもう少しピンクっぽいというか朱っぽい?ちょっと不思議な感じの色です。近そうな色を調べたんですが個人的にはコーラルぽい気がします。実を言うと自分は今までこの色しか見たことが無くて(ウチにこれしかない)、いつか別の色を見たいなと思って数年経った今年、やっと某所でピンク色のヒメヒオウギを発見しました。

デジカメ撮影だとどうも同じ色合いにならない(白っぽく映ってしまう)ので記憶を頼りに再現したのがこちら……なんですけどちょっと明るく塗りすぎたかも。もう少し落ち着いた色合いだった気がします。純粋にピンクというより少し紫っぽい感じだったはず。

それ以外の形状やサイズは同じっぽいので最初に出した赤花の画像と同品種と思われます。

小さくもインパクトがあり可愛い花なので、もしご興味ありましたら育ててみては如何でしょうか。それでは本日はこれにて。

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