6月某日。
足下にコモチマンネングサが生えてたので写真を撮ろうとしゃがみ込んだら、頭の近くで
『ポテッ』
と、何か軽いものが落ちるような音がしました。
ん~?と思ってそっちに目をやると、
何コレ
…葉っぱに小さい何かが載ってました。
何ていうか、こう…プラナリアの頭みたいな形の何か(※プラナリアを知らない人は検索すると未知に出会えます)
大きさはたぶん1cmちょいくらいですかね……だいぶ小さい。
薄茶で平たいし植物の種か何かが落ちてきたか?と思って目を離そうとした瞬間、視界の端でヤツは消えました。
エッ今…動い……?
急いで視線を戻すと、今度は隣の葉っぱに移動してました。
風で飛んだかな?とも思ったけどそんなに強く吹いても無いし、いや~待て待てもしかしてこいつぁ……と写真を何枚か撮って拡大したところ、
…虫やん……
横から見た写真が綺麗に撮れてたので模写しました。
本当に平たいみたいで、この角度でも足が見えない。やっぱり小さくてかわいい。
さて、この虫の正体は何なのか。
形は肩が飛び出ている点がカメムシっぽい(※肩じゃない)けど顔がカメムシじゃないし、ハバチ……も何か違う気がする。『五角形 平たい虫』で検索しても出てこない。まあ…五角形じゃないし……。ノット・ペンタゴン……
…と、結構な時間うんうん考えながら探してたところ、ふと顔を見て、
※ざっくり描いたから違うとこあるかも
アッ……蛾とちゃうか?コレ
この目のでかさと触角の長さ、蝶とか蛾とかそのへんでは?なるほど羽をたたんでるから変わった形に見えるだけっぽい?もしかして……
そこから蛾に焦点を当てて調べ直した結果、
たぶん『ハマキガ』だ
羽を閉じた状態の形状がソックリなものが複数ネット上で確認できたんで合ってるはず。細かい種類の特定には至れず、そこはちょっと残念かも。とりあえず何者なのかというのは大方わかったんでスッキリしました。
因みにさっきの絵、羽の閉じた境目が模写段階でよくわからなかったんで描かなかったんですけど後からよく見たら何となくうっすら真ん中あたりに線が入ってました。写真自体は割とよく撮れてたはずなんで写した向きが悪かったかも(背中側から写したものはことごとくぼやけててダメでした)。
ということで、今回の虫は『ハマキガ』でした。ほかにも種類いるみたいなんでまた撮れる機会あったら描きたいですね。