『ハナニラ』という植物をご存じだろうか。

ハナニラは春頃に花を咲かせる野草の一種だ。
しかし聞いたことが無い…という人がこの名前を聞いてまず頭に思い浮かべるのはたぶん、野菜の『ニラ』だろう。
ということで、今回はハナニラについてジブンにわかる範囲で書いていこうと思う。
野菜の『ニラ』とは別物!
最初に知っておきたいのは、
我々がよく知っている『野菜のニラ』とは別物
……ということ。
『ニラ』と名前が付いているのは『ニラのようなにおいがする』ことに由来する。共通点はそれだけ。
野菜のニラはネギの仲間、ハナニラはヒガンバナの仲間なので別の植物。
だが、ここでちょっとややこしいのは、野菜のほうのニラの花も『花ニラ』と呼ばれるため名前が同じということである。野菜のほうの『花ニラ』は食べることができる。だが野草の『ハナニラ』は食べられない。

『花ニラ』と『ハナニラ』は見た目が全然違うからどちらか片方知ってさえいれば間違いはそうそう起きない…とは思うんだけど一応……ね?
個人談になるが、数年前その『ニラと似たにおい』を確認しようとして花に鼻を近づけて嗅いでみたことがあった。…イマイチわからなかったため首を傾げた。当時は知らなかったが、花や葉っぱの『汁』がにおうらしい。道理でそのままだとにおわないはずである。
その後、リベンジとして葉っぱを少し拝借し、指で揉みほぐして嗅いでみた。その時は『うーん…確かに青臭い草っぽいにおいだけどニラ……ニラ?』みたいな感想だった。だが、家の中で手を洗う前にもう一度嗅いだら外で思ったよりはニラ臭いような気がした。とりあえず臭いことには間違いない。
因みに、自生しているものは雑草扱いなので時に草むしりの対象となることがあるが、その際はすごく臭いらしい。これは又聞きだが一応想像はつく。今後ハナニラをむしる予定のある人は注意してほしい。
花や葉っぱの特徴について
ハナニラのおおまかな特徴としては下記のようなものがあげられる。
汁の話はさっきしたので、別の部分についていくつか触れていこうと思う。
花は基本的に白~紫色
まず花の色は基本白で、うっすらと紫が入っている。紫色の濃さはものによるので、はっきり紫色がわかるものもあればほぼ白色のものもある。おそらく新しく咲いたもののほうが濃い傾向にあると思われる(逆に古いものはちょっと花びらが薄くなるかなという感じなので、見慣れてくるとわかりやすくなるかも……?)。

例えばこれは花ニラのつぼみ。午前10時くらいに撮影したものである。
このつぼみが次の日開花したら↓のようになった。

まだ完全に開ききっておらず咲き立てホヤホヤ(昼間2時くらいで本来は完全に開いててもいい時間帯でもこの開き具合だったので開き始めてそこまで経ってないと思われる)。しっかり紫色がわかる。
因みに、ハナニラは自生しているもののほか栽培用の品種もある。自生タイプは大体この色だと思うが、栽培用は他の色もあり、やさしい色で何とも可愛らしい。

ジブンが見たことあるハナニラは全部コレなんだけど、調べてみたら他の色も良いなぁって思った
裏側に模様がある
上から見ると比較的シンプルな見た目のハナニラ、別の角度から見るとちょっとイメージが変わる。

こちらは横から撮影したもの。花びら1枚につき1本ずつ、濃い線が綺麗に入っているのがわかる。花びらの表側から見ると線はほとんど目立たないのはある意味残念というか、何だかもったいない気もする。

ただ、たまにこんな感じで表に線が出ることもあるようだ。写真に写っているのは全部同じ種類のハナニラ。こう見ると線があるか無いかで印象ががらりと変わるのも結構面白いなぁ、と思う。
暗いときは花は閉じている
植物の花は咲きっぱなしのものもあるが、時間帯によって閉じるものも多い。ハナニラの花も同様で、明るいと開き、暗いと閉じてしまう。
よって、朝の早い時間帯や夕方は閉じている(前に確認したところ、春の夕方6時くらいでも少し閉じかかっていた)。また、曇りや雨の日も空が暗いので同様に閉じている。
綺麗に咲いているハナニラを見るには晴れた日の昼間を狙うのがおすすめ。
まとめ
ここまで最低限でまとめると、
2.ハナニラの汁は臭い
3.花びらが6枚あり、基本白で少し紫も入っている
4.暗いと花が開かないので夜の間や天気の悪い日は閉じている
花が大きめで野草の花としては割と見つけやすいはず。ご興味ある方は外に出たとき是非探してみてほしい。
個人的には観賞用の栽培品種がちょっと気になっているので機会があれば今後育てるかも……。