22年11月某日。外に出たらオレンジ色の蝶が飛んでおり、『おっ、またツマグロヒョウモンかな?』と思ってよく見ると、何やら違う様子。
ややっ、これはもしや……
『ヒメアカタテハ』という蝶。
オレンジ色に黒と白の模様が映えて美しい。
ヒメアカタテハの写真はこれまで21年11月に撮影した数枚しかなくて、またチャンスがあれば撮りたいなとずっと思っていた蝶。正直またこの蝶だとわかった瞬間心が躍ってしまいました。そういえば昨年も11月だったんで実に1年ぶりの撮影。
もっと暖かい時期に飛んでるイメージがあるんですが、実際のところどうなんですかね?自分の地元は暖かいのでほかの地方とはちょっとズレてるのかも。
ヒメアカタテハってこんな蝶
表は濃い色、裏は少し薄い色
こっちはイラストですが前描いたやつです。21年の11月撮影分より描写。菊の花にとまっているところ。(下の羽ちょっと丸っこく描きすぎた気がする)
上の羽の先は黒で、ちょんちょんと付いている白い斑点がアクセントになっています。白黒で色の差がはっきりしているのでわかりやすい。オレンジ色はちょっと色むらがある感じがします。
こっちは22年11月撮影。ページ上部に載せてるのと同じ個体です。
裏側は表よりちょっと色が薄いというか、茶色っぽい部分が多いですね。あと目玉みたいな模様があります。色は薄いけど意外と地味では無い気がします。
最初見たとき2頭いたんですが、1頭は逃げてしまいました。つがいだったのかな…?(必ずしも雌雄そろってるわけではないのでちょっと自信無いです)
ツマグロヒョウモンと比べてみる
よく似た蝶に『ツマグロヒョウモンのメス』があります。
同じく『オレンジ色の羽に黒と白の模様』で、模様の配置もそっくり。
実際並べてみるとこんな感じですねぇ
近くでじっくり見ると違いがわかりやすいっす
見てすぐわかる範囲だと、
①白模様がポツポツと丸っこい
②羽の端の黒い部分の境目がはっきりしている
①白模様が横に延びている
②黒い部分の境目があまりはっきりしておらず灰色っぽい
③下の羽の端が黒い
…といった違いがあります。総合するとツマグロヒョウモンのほうがちょっと黒っぽい印象を受けるかなという感じ。
あとはツマグロヒョウモンは結構サイズでかいんですが、それと比べるとヒメアカタテハのほうがちょっとこじんまりとしてますね。たぶんツマグロヒョウモンのサイズ感を知ってると初見でも違和感あるかもしれません。
かく言う自分も実は最初間違えてました…。ここを読んでる人も気をつけてくださいね。
余談ですが、『アカタテハ』っていう蝶もいます。まだ自分は出会ったことは無く写真しか見たことが無いので、もし今後どこかで撮れたらいいなと思います。
【ツマグロヒョウモンのオスはこっちに載せてます】↓