庭の雑草対策や景観を整えるためなどに植える植物はいくつもありますが、その中に『ジャノヒゲ』というものがあります。またの名を『リュウノヒゲ』。どちらかというとそっちのほうが馴染みがあるという人も多いかも。
『ジャ』ってたぶん『蛇(ヘビ)』のことなんだろうけどよく考えたらヘビって…ヒゲ無いよな……
もしかすると自分たちが知ってる動物の蛇というより、神話とか昔話とかあのへんに出てくるような想像上の生き物(例えば大蛇とか)のイメージなのかも。※と、勝手に思ってる……違ったらすみません
ジャノヒゲにも種類があり、一般的に知られている小さく緑色の苗は『タマリュウ(玉竜)』という品種です。
上画像はざっくりとした説明なんでちょっと違うところもあるかもですが参考までに。
タマリュウはそんなに珍しいものでもないので、ホームセンターなどでも購入が可能です。お店にもよるけど大体一株80円くらいかな……?他の花の苗と比べるとたぶんそんなに高くはないはず。一株一株は小さくとも敷き詰めるとかなり綺麗な景観になります。
『コクリュウ(黒竜)』っていうのもあって、自分は1度だけ植物園で見たことある。葉が黒っぽくて明らかにでかい
さて、その『タマリュウ』、一定の時期になるとこのようなものが見られます。
美しい青色の実です。丸く光沢があり、まるで作り物のよう。
大体2~3個くらいずつ成ってるのを見ます。
大きさは…どうだろ、測ったことないですけど1cmもなさそうなんで8mmくらいかな?(※個体差はありそう)ちょうど同じくらいの時期に成ってるマンリョウと同じくらいのイメージ。
すごく綺麗なんだけど、どっちかというと葉と同じ系統の色合いだから目を凝らさないと意外とわかりにくかったりする……
赤とか白とかなら結構わかりやすいんですけどね。葉に隠れてることも多いんでよ~く見ないと気づかないかも……(大体冬~春にかけて見られます)たまに外れて転がってるのでそこで気づいたりもします。
そういえば実の中身って見たこと無いな……と思ったんで、既に落ちていた実を一つ拝借して確かめてみることに。
(写真を上げますが証明の関係でちょっと暗いです申し訳ない)
爪でひっかいて抉ってみました。色が濃いのでてっきり中も青いのかと思いきや、意外と濃いのは表面だけで中は白いみたい。
完全に剥いたらこうなりました。少し透明感があるような、濁ってるような…何か、表現しづらい色。
嗅いでみるとちょっと草っぽいにおいがします。
剥いたばかりの時は少しべたついてましたが、弄り回してたらそのうち乾きました。けっこう硬いです。
このあと地面に埋めておきました(意味無いかもだけど)。
冬場に現れるちょっと目立たずそれでも美しい実、もし今まで興味が無くてでも家にあるな~って人は探してみるのも一興。
★『丸っこくて小さい実』という点しか共通点無いんですけどコレ、クスノキの実です↓