雑草に『コナスビ』という花があるんですが、名前に『ナスビ』と付くだけに『茄子(ナスビ)』と花が似てるのかな?と思う人もいるんじゃないでしょうか。
結論から言うと似てないっす……
あれは『実が成る』という点からそう名付けられただけで、コナスビとナスの花は全然似ていません。
これがコナスビの花。黄色で小さい。
で、こっちがナスの花。紫色(この絵は斜め横)。
一応簡単に図にしてみた
※あくまで色味や形状の比較用なので実際のサイズ差ではないです、ご注意を
コナスビは1cmほどの小さい花で、花弁は5枚。遠くから(というか立った場所からそのまま)見ると星形でシュッとした見た目に見えます。一方近くでよ~く見るとちょっと丸みのあるのがわかります。花の向きはどちらかというと上向き。一般的に見かける花と同じようなイメージ。咲く時期は春。
ナスはそれより大きく、花弁は6枚。ちょっとくしゃっとしています。花の向きは横、もしくは下向き(大体下を向いてることが多いかな?)。なので花をしっかり見るにはそっと掴んで起こす必要があります。
ナスの花は下を向いたまま実が付いていく感じかな
夏野菜なので春から夏にかけて花を咲かせます。自分が持ってる写真(※家族が栽培してるものを撮らせてもらいました)を確認したところ、一番早くて4月、遅くて8月といった感じでした。ただ地域とか植え付けした時期とかにもよるんじゃないかなと思います。うちは温暖地域なので北の方だともうちょっと遅いかも?
普段食べている野菜や果物って実際育ててる家とかじゃないと花を見る機会はなかなか無いので、もし勘違いしてしまったとしてもやむなしかな~と思います(というか実をいうと自分自身ナスの花を知ったのが近年です。いやはや……)
余談ですが、じゃがいもの花は色は違えど形状はナスと似てるところがあります。確かにじゃがいもはナス科だから似ていてもおかしくはないんですが、採れるものは見た目が全然違うので何だか面白い。ご興味あれば是非調べてみてください。
ということで今回はコナスビとナスビの花についてでした。ご参考までに。