シジミチョウといえば『ヤマトシジミ』とか『ルリシジミ』はよく見かけるのですが、中にはこのようなシジミチョウもいます。
何か色が…黒い?
『ムラサキシジミ』です。
ヤマトシジミやルリシジミは羽の色が薄く斑点がありますが、ムラサキシジミは濃いめの茶色で模様はあるもののあまり目立ちません。パッと見ると枯れた葉っぱとそっくり。枯れ葉といえば『キタテハ』も葉っぱっぽいですが、これはまた形が違います。
こちらが『ヤマトシジミ』。
ヤマトシジミと比べるとちょっぴり大きめで、羽の形も少し鋭く波打っているのも特徴。
開いてるとこんな感じ。羽の裏がかなり地味なのと異なり、表は美しい色合い。
撮った写真を基に描いたんだけど、たぶん実際はもう少し紫色だと思う。デジカメだとどうしても青く写っちゃうんで……。
雌雄はちょっと自分では判断がつきませんでした。精進します……。
見かけるときは大抵木の枝(葉っぱ)にとまってることが多い気がしますが実際のところどうなんだろう、他のシジミチョウは割と花とか低い位置にとまってるのを見るんだけどたまたまかもしれないです。
因みに、別の日にもそれっぽいのを見かけて急いでカメラ向けたんですが、
尻からしか撮れなかった……
かなり高い位置にとまっていたんで別の角度は撮れませんでした。
飛んでいるところを見た感じ茶色だったのでてっきりこれもムラサキシジミだと思っていたんですが、よくよく見ると羽の後ろにでっぱりがあります(尾状突起といいます)。ムラサキシジミには無いはずなので、コレは『ムラサキツバメ』と思われます。実は編集時に気づきました
ということで、茶色のまあまあ小型の蝶が飛んでいたら、ムラサキシジミかムラサキツバメかもしれません(蛾じゃなければですが……)。なかなかじっとしてはいませんが、もし観察できる機会があれば観察してみると面白いかも。自分もまだ写真があまり撮れていない蝶なので、また撮れたら追記しようかなと思います。