22年9月某日。ちょうど外に出た際に大きな黒い蝶々がいたので写真を撮って描き起こしました。
羽が大きくて立派な蝶ですねぇ……
一見真っ黒なんだけど、よ~く見ると少し青みのある黒。ちょっと粉っぽいところはたぶん花粉が付いてるっぽいですね。
この個体は羽がけっこう欠けています。あと見た感じ何となく羽が古いというか細かい傷?があるように見えたので、おそらく羽化してかなり経ってるんじゃないかなと思います。それでも大きく貫禄のある姿は圧巻といえます。
大きい蝶々といえば一般に思い浮かぶのはアゲハチョウなので、おそらくアゲハチョウの仲間…のはず。ただ表から見た感じだと種類がよくわかりません。ほぼ全体的に黒なのでもうちょっと判断材料がほしいところ。
…と思ってたんですが、別の角度・構図から撮った写真からヒントが見つかりました。
花にとまっているところを手前から撮影したものを基に描写。
こちらは羽をとじたところ。(顔のところとかが上手く写ってなくてちょっと適当に描いてしまったけど)
どうやら羽の根元に赤い斑点があるもよう。
この特徴から調べたところ、
『ナガサキアゲハ』のオス
…と、判明しました。
やっぱりアゲハチョウだったんすね!
ネットの検索サジェストに『珍しい』って出たんで地域によっては珍しいっぽい。
一応自分の地元は割と南のほうなんですが、たま~に今回のように全身黒い蝶々を見かけるんですよね。たぶん同じ種類なんじゃないかと思うんで、少なくともこっちだとそんなに珍しくはないかも。
アゲハチョウの仲間はあまりじっとしてないので他の蝶と比べると写真を撮るのが難しいです。今回はたまたま花の蜜を吸っていて逃げなかったんで撮影に成功しました。(とは言うもののやっぱり近づくと逃げるだろうなと思ったんで遠くからズームで頑張りましたが……。)
先述の通り見た感じ羽化して時間が経ってそうに見えたので、今思えば、寿命が近くて少し弱っていたせいで比較的動きがゆっくりだったのかもしれません。これに関してはあくまで予想なので実際はどうなのかわからないし、今となってはもう確認する術も無いんですが…。
また春以降出会えると良いなと思います。
幼虫も見つけました。成虫だけでなく幼虫も大きいです。↓