黒と赤の『ナミテントウ』~いろいろな模様~

ナミテントウデフォルメイラスト テントウムシ

冬が明け暖かくなり、テントウムシもたくさん見かけるようになります。中にはこのようなものも……。

『ナミテントウ』です

テントウムシと聞いてまず思い浮かべるのは『ナナホシテントウ』。赤い体に黒い斑点はお馴染みですが、『ナナホシ(七星)』というだけあって斑点の数は7つと共通です(※今まで見てきた感じだと斑点の大きさとかに若干個体差がある気はします)。一方、このテントウムシは模様に個体差が大きいのが特徴で、ナナホシとは逆に黒い体に赤い模様があることが多いようです。

ナナホシと同じようなサイズの黒いテントウムシを見たらナミテントウの可能性が高いと思います。個人的にはあまり見かけない気がするんですが、黒い部分が広い=葉の緑や土と馴染んで目立ちづらいせいで見つけられないだけなのか、それか単に地域によるのかも?自分としてはなかなか出会えない種類なので、見かけたらまず写真を撮るようにしてます。

どっちかっていうと小さくて見つけづらそうなヒメカメノコテントウのほうがよく見かけるくらいっすね…単純に運かなぁ?

ナミテントウの模様・観察記録

今までに撮った写真を元に描き起こしたものが以下になります。

赤い斑点2個

22年4月に発見。赤い点が2個ある個体です。たぶんこの模様が標準的というか、よく見るんじゃないかと思います。たまたまこの個体がそうというだけかもしれませんが、頭近くの白い模様の幅が狭いようでした。因みに3回見たのですが、うち2回は同じ日、あと1回は1~2日後でした。あまり離れた場所でも無かったんでもしかしたら同じ個体だったのかも。

こっちは6月に見つけた個体。4月の個体は斑点の形が丸く整っていて赤みが強かったんですが、こっちは四角ばって大きくオレンジっぽい。

9月。今度は斑点というより線のような細い模様。場所も前に近いです。

もしかすると写真の向き的に見えないだけで後ろにも模様があるかも…とは思ったんですが一応こっちに上げておきます。

赤い斑点4個

次に、斑点が4個の個体。この2匹は同じ時間・同じ場所にいました。一匹はヒメカメノコテントウとまではいかないもののかなり小さく、もう一匹は普通サイズか若干小さいかな?という感じ(どっちがどっちかはちょっと写真が混ざっちゃったんではっきりわからないんだけど、右が小さい方だったかな?たぶん)。

比べてみると模様が少し違うんだけど、かなり似てるしもしかしたら親が同じなのかも。

さらに、3日後にちょっと離れたところで見つけたのがこちら。先の個体と比べると前方の模様が細いです。また、後ろの斑点も少し小さめ。

少し空いて今度は22年9月に見つけた個体。前の模様が大きく、中に小さく黒い模様があります。

黒地に斑点たくさん

最後に、かなり時間を遡って21年5月に見つけた個体。斑点一気に増えて何と10個(…に見えるけどあくまで見える範囲で数えたんでもしかしたらもう少しあるかも)。今までに上げたものと比べると全体的にあまり色がはっきりしてないようです。前半分の大きい2つの点はくっきりと見えて、ほかは少しうっすら。

当時かなり日光が当たっていたようなので写真写りの関係かなと思い赤で描いたのですが、写真だと赤でなくオレンジっぽかったので実際オレンジだったかも……。

いっちばん最初に撮影したのは斑点が多い個体だったけど、記憶違いで斑点2個と思ってたみたいっす

記憶だけだと割とあてにならんことあるよね……

一見同じ模様かと思いきや、よ~く見ると個性があり面白いナミテントウ。また見つけたら追加していこうと思います。

【ヒメカメノコテントウもいろんな模様があります。自分が今まで見たのは一匹を除いて全てチェック柄ですが、微妙に模様や色が異なるようです。それも描いているのでもしご興味ありましたらどうぞ】↓

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