2022年4月某日、晴れ。葉っぱの上に何か小さく黄色いものを発見。
何かな?と思って近づいてみると……。
これはもしや…『テントウムシのサナギ』では……?
そう、ナナホシテントウのサナギでした。しかもサナギになり始め。初めて見ました。折角なので数日様子を見ることに。
サナギ発見から羽化までの記録
まず最初に:幼虫と成虫の見た目について
最初に幼虫と成虫がどのような姿なのか、画像を上げておきます(今回観察したものとは別個体)
発見当日の様子
黄色く体が丸っこいですが、オレンジ色の模様など幼虫の面影を残しています。
この黒いくしゃくしゃの部分って何すかね?
たぶん…幼虫の頃の皮じゃないかなぁ
えっ…皮……?
何か黒い塊みたいに見えるから最初何かな?って思ってたんですが、イラストを描くのに当時の写真を拡大して見ていたところ、左の部分に足っぽいものがあったため『脱皮したのでは?』と思い至りました。あとそう考えると確かに割れて脱皮したような形状に見えます。(肉眼だとたぶん分かりづらいと思うのでデジカメ等で撮って拡大するか虫眼鏡で見た方がよさそう)
まだサナギになりきっていないので体がやわらかいのか、上下にぐいぐい動いていました(横からは見てないのでイラストの右上はイメージですが)。腹部分はモップみたいな凹凸あり。足ではないはずなので何なのかはよくわからないですがちょっと不思議。
発見から2日後(正午頃)
次の日は雨だったため1日おいて、3日後に見に行きました。雨で落ちてないか心配していましたが大丈夫そう。だいぶサナギらしい、しっかりとした形に。
焼きトウモロコシみたいな色で何か美味しそうじゃないっすか?
食いしん坊の発想なんだよなぁ
日が経つともう少し濃くなります。
発見から7日後(午後3時頃)
そこから時間があれば様子を見ていましたが、ついに発見から7日目。
ついに羽化しました。割れてクシャっとなったサナギから移動し、横の葉っぱでじっとしているのを発見。
見慣れているナナホシテントウは赤色ですが、羽化してそれほど経っていないものは黄色なんですね。模様は少し薄いんですが、全体が黄色いからか赤色と比べても割とはっきり見えるというか、何となくすっきりしている印象を受けました。
その後
次の日もまだ同じ場所にいました。先日よりは少しオレンジみがあるかな?といった感じで、すぐ赤くなるわけではないみたいです。
その次の日は流石にもういなくなっていてちょっと寂しかったんですが、そのまた次の日、近くで似た個体を見ました。断言はできないものの模様の感じからたぶん同じ個体だったんじゃないかなと思います。完全に赤というより少し紅っぽい色。
…と、簡単にでしたが、数日にわたるナナホシテントウの羽化に関する観察記録はここまで。また見れたらいいなと思います。
【ナナホシテントウの幼虫が大量発生?した時の話】↓