家庭菜園や園芸をしていると昆虫との遭遇はなかなか避けられるものじゃありません。時にはいろんな幼虫と相まみえます。
さて、ではこういった芋虫を見たことがあるでしょうか。
『セスジスズメ』っていうスズメガの幼虫。
つまり『蛾(ガ)』の幼虫ってこと!
もし蝶と勘違いすると成長後ビックリしちゃうかもしれないので特徴を覚えておくといいと思います。
わかりやすい特徴として上げられるのは、
①全身は黒っぽい色
②体に赤い斑点が規則的に並ぶ(※頭側は黄色)
③白いラインが入っている
④尻に突起がある
②体に赤い斑点が規則的に並ぶ(※頭側は黄色)
③白いラインが入っている
④尻に突起がある
大体こんなところ。毒々しい見た目に反して、毒は無い。
成虫になると下のようになる
派手だった幼虫時代と異なり、薄茶色ぽい見た目に。サイズは大体3cmくらいかな……?そこまで大きくはないです。
色は地味になったものの、ある程度遠くから見ると模様がシュッとしていて割と印象に残ります。ちょっとヒマワリの種っぽいかも。
幼虫には毒は無いんでソコは心配しなくていいんですが、如何せん幼虫は植物の葉を食べ育ちます。つまり、人間にとっては害虫。育てている植物によっては見つけ次第駆除する必要があります。注意してくださいね。
★同じく黒と赤(というよりこっちは濃いオレンジ色に近いかな)の幼虫に『ツマグロヒョウモン』というのがいます。セスジスズメが蛾なのに対しこっちは蝶の幼虫で、スミレの仲間が主食のため春先によく発生します。一見毛虫っぽいけど実際は毛じゃなくトゲで、こっちも毒は無いです↓
『ツマグロヒョウモン』はパンジーが好き
ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫。パンジーの葉や花を食べます。毒々しい赤いトゲを持つものの、見た目に反し毒はありません。