ひっそりと咲く薄紫の花『トキワハゼ』~22年春~

トキワハゼ(デフォルメイラスト) 植物

段々と暖かくなって春ももうすぐそこという頃、ふと足下を見ると小さい花がちょこちょこと生えているのが目に留まります。

『トキワハゼ』

写真真ん中に生えてる花です。因みに右に写ってる三つ葉は『カタバミ』。これもよく見かける春の定番の雑草。

見てわかるトキワハゼの主な特徴を書き出してみました↓

《トキワハゼの特徴》
・花の色:紫と白
・花のサイズ:だいたい1cmくらい
・花の形:ラッパ状、先が割れてる
・葉の形:スプーンのような形。
 ※ものによってはちょっとギザギザがある
・ほか:よく見ると産毛がある

1cmってだいぶ小さいっすね

実際に何輪か定規で測ってみたんやけど、縦横共に1cm前後…といったところかね。ラッパのように付け根が細くなっている形状から、視覚的には実際より小さく感じるかもしれんね。

小さく、白っぽいのでちょっと目立ちにくい花です。砂利道など地面が白い場合は尚更目立たないので普段はスルーしがち。ただそんなに珍しいものでもないし、一輪見つければおそらく周辺にもっと生えていると思われます。

こちらは22年3月に撮影。

冬明けで時期が早すぎるのか、葉っぱがちょっと弱弱しいナァ

更に21年5月下旬に撮影。日光が反射してしまい花がうまく写らなかったので上げるか迷っていたのですが、葉っぱがきれいに写っているのでとりあえず上げておきます。暖かくなり少し成長したのか、先ほどの写真よりは葉がしっかりしてきたような印象。

…と、このように今現在自分が持っている写真だと地を這うように咲いているものがほとんど。茎が短いのも原因かもしれません。ちょうどカメラを持ち合わせておらず撮っていないんですが、別の時期に見かけたものはもう少し茎が長く首を起こしていたように記憶しています。

成長の要因は気候や土の質、日当たりなど色々あるじゃろし、一概に何が理由とも言いがたいところね……

今写真を確認してみたけど3~5月くらいの早い時期のものしか無かったんで、23年はもっとあったかい時期を狙って観察したほうがよさげっス

因みに、花の色や形状が似ている花に『ウリクサ』とか『ムラサキサギゴケ』というのがあります。ウリクサはより白っぽく小さい花とギザギザした葉、ムラサキサギゴケは少し大きく花全体が薄い紫。ただ、全く知らない状態で花だけ写真で見ると結構わかりづらいかな~という気がします。自分も最初あまりピンと来てなかったんですが、実物を見てみたら『あっ、全然違うやん…』てなったので、実際に見るのが一番かなと思います。是非外に出た際は探してみてください。

【ウリクサはかなり小さいです】↓

タイトルとURLをコピーしました