先日、近くの地面で何かが跳ねたのでよく見たら茶色のバッタがいました。
横向きはちょっとピント合ってなくてぼけちゃいました、失礼
薄茶色で側面(羽部分)に黒っぽいまだら模様があります。体の大きさはたぶん4cmくらいかな?
こないだ見かけたマダラバッタ(ヒメバッタ)は3cmくらいだったからそれと比べるとちょっとでかいな
背中の模様が無いこともあってすぐに違うバッタとわかりました。
★マダラバッタ(ヒメバッタ)はもっとシャープな見た目してます。今回のよりは小さいけどメスはたぶん同じくらい?
正直マダラバッタ言うほどまだらか?と未だにに思っているしどっちかというとこっちのほうがまだら
背中側から。こっちは割と綺麗に撮れました。念のため地面に加工でぼかし入れたせいで3Dみたいになってるけど(背景ならともかく地面にこの加工する意味ある……?て聞かれたらたぶん無い)
さて、このバッタの種類について調べてみることに。
まずあたりをつけたのは『ツチイナゴ』。でもそれにしてはまだらがハッキリしてるというか、模様が細かい気がする。『まだら』っていうより『斑点』って感じ。あと顔の模様も目の真下に向けてシュッとしてるから違う。
次に『セグロイナゴ』。羽の模様はだいぶ似ているように思います。ので、うっかり認定しかけたんですがよくよく見れば違う点が……。
セグロイナゴは名前の通り背中が黒い……コレにはそれが無いですね。どうも成長段階によっては色が薄いっぽいけど、今回のは等身や羽の状態などから見ても既に成虫だろうからやっぱり違う?(※もし成虫に黒くない個体がいたら申し訳ありません)
あと『違うな』と思ってからよく見たら目の下の模様がちょっと違った(ツチイナゴと比べれば近いっちゃ近い)のでコレも無し。
そもそもセグロイナゴってちょっとレアみたいだからそんなん近所におるか?という疑問はまず湧く(ワンチャンおるかもしれんけど)
……で、間違い探しの如く問答しながらも行き着いた答え。
…トノサマバッタか……?
まさかのメジャー級、原点回帰。
というかたまたまバッタの写真ファイルで過去撮影分見てたら『アレ、何か似てない?』てなりました。
トノサマバッタといえば緑というイメージが子どもの頃からあるのでそこは盲点でしたね……。
見比べてみよか
確認のため向きを揃えて並べてみました。
……うーん、だいぶソックリ。まだら模様も似てるし、後ろ脚にも同じように縞模様がある。ほぼ体の色が違うだけという印象。
頭部。こっちも色が違うだけで完全一致と言っても過言ではなさそう(まあピントぼけてるけど……)
ということで、この茶色いバッタは
『トノサマバッタ』の茶色個体
でした。学校で育ててた人とかはすぐ気づけたかもですね。
何か殿様って名前付いてるくらいだからもうちょい大きいイメージあったんですが案外そうでもないですね……。個人的に今まで見たバッタ・キリギリス等の仲間で一番でかかったのはクビキリギス。自分は当時触らなかったんですがアレ噛まれるとえらいことになるらしい(ネットにいろいろ情報出てるので気になる人は探して見てください)と後から知って肝が冷えた記憶があります。『バッタだ!』と思って無闇に掴もうとするとケガするかもしれないんでご注意をば。
ついでに。トノサマバッタも緑色と茶色がいるんだなぁ~と思いながら過去に撮った写真見てたらちゃっかり22年に茶色も撮影してました。
忘れてるだけじゃねーーーか!!
今覚えたんで大丈夫です次は間違えないから……!!※忘れてそう……