思い返すは22年1月3日。正月早々イチゴの葉にハダニっぽい何かが大量発生したんで駆除しつつ、ふと手前のちょっと大きめの植木鉢に視線をやったんですよ。
最初は『あ~茶色い葉っぱ落ちてるな~~』としか思わずぼんやりしてたんですけど、よくよく見ると


……誰?????
…明らかに葉じゃない塊が土の上に転がっていました。何かの蛹(サナギ)です。
焦げ茶の光沢のある丸みのあるボディ、尖った先端(お尻部分でしょうね)。何となく漫画に出てくる葉巻を想像するビジュアル。
大きさはどうだろ…測ってないけど5~6cmくらいあったかな?割と大きかったですね……。
ちょっとびっくりしたけど、せっかくなんで写真パシャリしました。
で、後で色々調べてみたんですが、成虫や幼虫を見る頻度とか形状とかから考えて
②スズメガ
③オオスカシバ
一応ここまでは絞り込みました(違うかもしれんけど……)。

まあ蛾(ガ)の仲間なのはほぼ間違いないかな……
蝶(チョウ)のサナギは比較的トゲトゲで枝やプランター、家の壁などにくっついてることが多いです。蛾のサナギは比較的丸っこいものが多い気がします(※あくまで見た事あるものの傾向として、なのであまりそこまで詳しくはないです。種類によっては違うかも)
★蝶のサナギの例↓


さて、どれが正解かというのを前年の状況から思い出すに、
・ヨトウガ:成虫はわからないけど幼虫(ヨトウムシ)はいた。スイートバジルが被害に遭う
・スズメガ:網戸にたまにいたのがこれのような気がする。別のガかもしれないから確証なし
・オオスカシバ:幼虫も成虫も見かけた
…なので、どれも心当たりがある。あえて言えばスズメガをあまり見なかった気がする(たまたま自分が見てないだけの気もする)ので『ヨトウガ』と『オオスカシバ』が最有力かなという感じ。
※あくまで予想なので違う可能性もあります
22年当時は上記の結論で終わってたんですが、後からよく考えたらヨトウガってそんなに大きくないはずなんですよね……なのでヨトウガは候補から除外。そしてスズメガ(※ここではセスジスズメを想定)もそこまでは大きくないはず。
……ということは『オオスカシバ』の可能性が高いと思われます。(逆に言えば同じような見た目でサイズが小さければヨトウガの可能性があります)
別方向から撮ったりすればまた判別がついたかもしれないんですが、触るのは諸々マズいんじゃないか?って思ったから角度を変えられずこの写真しか撮れなかったんで、これに関してはしょうがないですね。
さて、このサナギがこの後どうなったか……について。
羽化を心待ちにしていた…というわけでは特になかったんですが(どうせ羽化してもタイミング的に見れないと思う)……


…アレ???どこ行った……?
いなくなってしまいました。
周りを探してみてもいないし、痕跡も残ってない。羽化した?と思ったけど、そもそも越冬して暖かくなってから羽化するため時期的にもほぼあり得ない(暖かいならワンチャンあるのかもだけど寒かったので違うはず)羽化しても残骸が残ると思うし……
家族に聞いてみても誰も知らなかったんで、ここから導き出される答えはただひとつ。
鳥か何かが持って行ってしまったんじゃないかと思います。

自然は…厳しいね……
急にいなくなってしまったんで寂しさ3割不安7割って感じでした。まあ鳥も生きるために食べるわけだからしょうがないんですけどね……。
というわけで、別にオチがあるわけじゃないんですけど、まぁとりあえずこういうサナギは蛾(ガ)ですね。というのは繰り返しお伝えしておきます。ガです。以上です。