実は紫色の小さい花、『ウリクサ』

ウリクサ 植物

9月。ちょうど今頃咲いている小さな小さな花。

『ウリクサ』っていう野草。

庭に生えてたのを撮影して描きました。本当はもっと生えてた。

1cmも無いくらいのかなり小さい花で、白い(色が薄い)部分が多いのでパッと見ると真っ白に見えます。特に比較的地面に近い場所に生えているため、立っている状態から見ると色がわかりづらいですね。ですが、近くでじっくり見ると実は紫色が入っています。

※左のは『横』って書いたけど正確には45℃くらいの斜め。

花の形は上の方が小さく割れており、他の部分はペロンと広がっているのが特徴。ゴマノハグサ科の仲間は野草・園芸用どちらもこのような形をしていることが多いように思います(あくまで知っているものに関しては…なので違うものももしかしたらたくさんあるのかもしれませんが…)。同じ仲間でよく見かける野草に『トキワハゼ』というものがあり、そちらも遠目で見るとよく似ていますが、そちらはウリクサよりも花が少し大きく1cmくらいはあり、花の形も少し異なります。

実を言うと自分も最初トキワハゼと勘違いしてて、最近よく生えてるな~って思ってたくらいなのね。でもそれにしては何か花が小さすぎんか?と改めてよく見たら花も葉の形も違うからそこで気づいたのよね…

いちばんわかりやすいのは『葉の形』。

ウリクサは先が尖った形をしている一方、トキワハゼはヘラ型で丸みのある形。(双方ギザギザが目立つかどうかは葉によるかなという感じです。上のはあくまでも目安)

あと、2枚目のイラストのようにウリクサの『がく』は比較的ぴったり花にくっついているような感じですが、トキワハゼは『がく』がパッカリ開いてちょっと星形みたいになってるっていう違いもあります。ただ葉と比べるとかなりじっくり見ないとわかりづらいかも。なんせ小さいので…。

トキワハゼは早ければ3月くらいから咲いてるんで、春あたりに見かけた場合はトキワハゼの可能性が高いと思います。
※気候などによっては狂い咲きする可能性があるので絶対ではないですが…。

そこまで珍しい植物ではないので、気づいてないだけでもしかすると身近な場所にも生えてるかもですね。

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